にしたこととその勇さんを亡くしたことで、すべてがおわってしまったのかもしれない。あの二人と総司君。三人の絆は、わたしたちが思っている以上のものだよ。もちろんそれは、BL的なものじゃない」
うっ……。
伊庭までBLっていってるし。
それは兎も角、https://www.liveinternet.ru/users/freelance12/post501642232// https://www.bloglovin.com/@freelancer10/12178827 https://lefuz.pixnet.net/blog/post/112334845 たしかに近藤局長と副長と沖田の仲は、もちろんそれはBL的ではなく、兄弟的にではあるが、兎に角三人は仲がいい。
史実では、沖田も死ぬはずだった。
史実での副長は、ほぼ同時期に兄と弟を亡くしたようなものだ。
そりゃあ悲嘆もするだろう。
テンションもモチベーションもだだ下がりになるし、将来に希望など見いだせないはずだ。
そんな絶望のなかでなら、自分も新撰組をひっぱれるところまでひっぱって、それ以上はいろんな意味でもう終わってもいいかなって思うかもしれない。
が、実際のところ沖田は生きている。
すくなくとも別行動をとっていた俊冬が、沖田は丹波で元気にしているのを確認している。
労咳は治りきっていないだろうが、史実どおりいますぐにでも死んでしまう、というようなことはないはずである。
医療にも詳しい俊冬が太鼓判を押したのである。まず間違いない。
だったら、副長は沖田の為にも生きようという気にはならないのか?
それとも、すべてに疲れきってしまっているのだろうか。
「その総司も死ぬはずだった」
「かれ、労咳でしたよね」
島田のつぶやきに、伊庭が応じた。
「京で敗れて大坂までゆき、そこから江戸へれは、近藤局長の斬首のあとくらいのことですが。とはいえ、そこには原田先生もいらっしゃいます。原田先生は、おれたちが蝦夷で戦うことをご存知です。その後、万が一にも沖田先生になにかあれば、かならずや一報くださいます。それこそ、原田先生ご自身が伝えにいらっしゃるかもしれません」
いっきに語ってから、ついてこれているか伊庭のをのぞきこんだ。
けっしてけっしてかれのをみ、癒されたいとか堪能したいからではない。
伊庭は、おれとを絡ませまくってからうなずいてくれた。
「じつは、わたしも歳さんほどではないけど、に死に場所を求めてやってきたんだ」
を絡ませまくりながら、かれはキスのしがいのある、もとい形のいい唇をひらけた。
「だけど、実際に自身が死ぬときかされ、しかもこの戦は降伏で終るのだと知ってから、すべてが馬鹿馬鹿しくなってしまった」
さわやかな口調で語るかれのは、いまは向こう側の副長の方に向けられているようだ。
「否。強がりを申すのはやめておこう。はやい話が、死ぬと知って臆したわけだ。そうなると、死にたくないと願っている自分自身に気がついた」
が、こちらにもどってきた。
「それは、わたしだけではない。死ぬはずのほかの人のこともだ」
かれのが、蟻通のほうへと注がれた。
「勘吾さん、あなたはどうですか?」
突然伊庭に話をふられたにもかかわらず、蟻通は驚きも戸惑いもなく、苦笑とともに両肩をすくめた。
「同意しておこう。わたしは天邪鬼でもあるからな。死ぬぞといわれれば生き残りたくなる」
おっと。マジか?
二人に「死ぬぞ」と打ち明けた際、二人ともどこか飄々としていた。だから、もしかすると生き残りたくないって思っているのかとヒヤリとした。
もしかしたら、甲賀や野村など死ぬはずだった人がちゃんと生還しているのを目の当たりにし、心境に変化があったのかもしれない。
「大丈夫ですよ。お二人も助かります。にゃんことぼくがいるかぎり、あなたたちはぜったいに死にません」
それまで静かにたたずんでいた俊春が断言した。
二人にとって、これほど心強く信頼のできる言葉はないだろう。「すまぬ。わたしのことより歳さんのことだな」
伊庭の言葉で思いだした。
そもそも、副長のことを話していたんだった。
伊庭が生き残ることに前向きなことをしり、ついつい副長のことがどこかにぶっ飛んでしまっていた。
「副長もだが、わたしにはたまも死にたがっているように思えるのだが……」
その島田の指摘は、かなり衝撃的であった。
まさか俊冬まで?かれまで死にたがっている、と?
だったらなぜ?かれの場合は、死にたがる理由がまったく思いつかない。
逆に、かれは生きなければならない気がする。
俊春のために、である。
回天の艦上で、俊冬自身がいっていた。
『あいつの笑顔がみたい。あいつに笑顔でいさせたい』
そうするためには、ここで死んでしまってはそれができなくなる。
だが、周囲の空気をよくよみ、感じ、よく理解している洞察力スキルS級ランクの島田がいうのである。
まったくの見当はずれなわけはない。
そう指摘されれば、たしかにそうかなとも思えてくる。
俊春をみると、うなだれている。
「ぽち、なぜだ?」
思わず、尋ねていた。ちょっときついいい方になってしまったが。
が、かれは無言のままちいさく
かれの